ビジネス用語
EBITDA
EBITDA
Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization / イービットディーエー
EBITDAは、利息、税金、減価償却、償却を差し引く前の利益を見て、営業利益力を比較しやすくする指標です。
公式
純利益起点 / EBITDA = 純利益 + 支払利息 + 税金 + 減価償却費 + 償却費 / 最終利益から組み直す
使う場面
資本構成や税率が違う企業の営業パフォーマンスをそろえて比較するとき
注意点
同じ期間・同じ事業範囲の利益、利息、税金、減価償却、償却
更新日: 2026/06/27品質: Reviewedページ種別: 基準フォールバック出典数: 1件
この用語の意味
EBITDAは、利益に利息、税金、減価償却、償却を足し戻して見る非GAAP系の業績指標です。資本構成、税率、非現金費用の違いをいったん外して比較できますが、キャッシュフロー、純利益、企業価値そのものではありません。
計算の考え方
- 純利益起点 | EBITDA = 純利益 + 支払利息 + 税金 + 減価償却費 + 償却費 | 最終利益から組み直す
- 営業利益起点 | EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 + 償却費 | 営業パフォーマンスを中心に見る
- 調整後EBITDAは、調整項目と照合表が文書化されている場合だけ比較に使います。
含めるもの / 含めないもの
| 項目 | 扱い | 判断理由 |
|---|---|---|
| 含める | 同じ期間・同じ事業範囲の利益、利息、税金、減価償却、償却 | 分子を監査可能にするため |
| 含めない | 設備投資、運転資本の増減、借入元本返済、現金税金の支払タイミング | EBITDAでは捕捉できないため |
何が数字を動かすか
| ドライバー | 数値への影響 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 売上の質 | 価格、数量、ミックス、更新率、一時的売上 | 持続的な押し上げかを分ける |
| 費用構造 | 粗利、人件費、サポート費、営業レバレッジ | 改善がスケールするかを説明する |
| 調整方針 | 一時費用や株式報酬などの足し戻し | 数字の比較可能性を左右する |
こんな場面で役立つ
- 資本構成や税率が違う企業の営業パフォーマンスをそろえて比較するとき
- 買収、融資、バリュエーション、予算レビューで一次比較を行うとき
実務での使い方
- 計算起点、対象期間、調整項目を固定し、財務諸表上の近い指標と照合します。
- EBITDAだけで判断せず、Operating Income、Free Cash Flow、Net Incomeとセットで確認します。
判断するときの注意点
- 設備投資や運転資本を無視すると、現金創出力を過大評価します。
- 調整後EBITDAは調整の自由度が高いため、項目ごとの根拠を確認します。
一緒に見る指標
| 指標 | 役割 | 一緒に見る理由 |
|---|---|---|
| Free Cash Flow | 実際に残る現金を確認する | EBITDAの過大評価を防ぐ |
| EBITDA Margin | 売上に対するEBITDAの比率 | 収益性の比較に使う |
具体例
例: 営業利益が5億円、減価償却費が2億円、償却費が1億円なら、営業利益起点のEBITDAは8億円です。
似ている言葉との違い
| 指標 | 違い | 一緒に見る理由 |
|---|---|---|
| Operating Income | 営業利益 | EBITDAは減価償却・償却を足し戻す |
| Cash Flow | 現金の増減 | EBITDAは現金支出や運転資本を直接表さない |
よくある勘違い
- EBITDAをキャッシュフローの代わりに使うと、設備投資や運転資本の重さを見落とします。
- 調整項目が増えすぎると、実態より良く見せる数字になることがあります。
よくある質問
EBITDAはキャッシュフローですか?
違います。EBITDAは比較用の利益指標であり、設備投資、運転資本、税金支払いなどの現金要素を直接含みません。
調整後EBITDAは信頼できますか?
調整項目、根拠、財務諸表との照合が明示されている場合に限り、比較材料として使えます。
参考・出典
| 参考・出典 | 種別 | リンク |
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